学会賞選考委員会及び賞の委員会運営内規

1980年6月28日制定  
1993年1月29日部分改訂
2002年1月25日部分改訂
2006年2月03日部分改訂
2007年6月28日部分改訂
2022年2月3日部分改訂
2022年6月30日部分改定
2023年6月29日部分改訂
2024年6月10日部分改訂

I  学会賞選考委員会

1. 学会賞選考委員会の委員は若干名とし,評議員の選考発議があり次第,その都度評議員会で委員を選出する.委員長は会長をもってこれにあたる.

2. 学会賞は,国際的に高い水準の研究を行い,わが国の古生物学会の水準を著しく高めるのに貢献し,その評価が国内外において十分に定着した者に対し,その功 績をたたえ,本会として謝意を表するため授与する.

3. 賞の内容は賞状とメダルとする.


II 賞の委員会

1. 賞の委員会の委員長は会長をもってこれにあてる.委員は6名とし,うち5名は評議員会が選出し,1名は欧文誌担当常務委員をあてる.委員の任期は2年とする.欧文誌担当常務委員を除く5名の委員は,毎年その半数を改選する.賞の委員会は互選により,その5名の委員から2名の幹事を選出する.幹事は委員長を助け会務を整理する.委員の代理は認めない.但し委員会の成立は通信をもって代えることができる.名誉会長は受賞者の選考に際して委員会に参加することができる.

2.賞の委員会委員が受賞候補対象者となった場合,または委員と利益相反の関係にあると判断される場合は,該当する賞の選考には一切関与しないこととする.これによって減数した委員の補充は行わない.

3. 学術賞,論文賞候補者の推薦は,それぞれについて2名以内とし,複数候補の場合は順位をつけるものとする.研究奨励賞の推薦は,若干名とし,複数候補の場合は順位をつけるものとする.選考の際は,評議員会構成員及び名誉会長に対し,理由を付した推薦を依頼する.推薦された候補者全員を選考の対象とし,審議の上,受賞候補者を選定理由を付して評議員会に報告する.

4. 学術賞は優れた研究成果を挙げた者の中から特に優秀な者を選び,奨励のために授与する.但し,既に学術賞を受賞した者は除かれる.

5. 研究奨励賞は,評議員からの推薦,または会員からの自薦により応募があった者について,次にあげる選考基準を満たす者の中から推薦する.(1)学術雑誌等に優れた論文を発表した著者,(2)受賞時の4月1日時点で,学位取得後8年以下の者.但し,出産・育児による休業等(休暇,休職,離職を含む)に伴う研究活動の中断期間が通算3ヶ月以上ある場合は,学位取得後10年以下の者とする.既に,研究奨励賞を受賞した者は除かれる.

6. 論文賞の受賞対象となる論文は,Paleontological Researchに発表された原著論文とする.その間に適当な論文がなければ推薦を見送る場合がある.

7. 貢献賞は,本会の活動に対する貢献,研究協力,普及などの面で古生物学に貢献した個人(または団体)を対象とする.候補者の推薦には理由その他審査資料を付し,定例評議員会の前に学会事務局に提出するものとする.選考に際しては,受賞候補者を審議の上,選定理由を付して評議員会で意見を問う.

8. 賞の内容は賞状とする.但し,研究奨励賞は研究奨励金を副賞とする.


III 学生ポスター賞選考委員会

1.学生ポスター賞選考委員会の委員は5名とし,年会・例会毎に委員を評議員会で選出する.委員は,ポスター発表の著者ではない者の中から,専門分野等を配慮して選ぶ.

2. 学生ポスター賞は,次にあげる選考基準を満たす会員の中から選考する.博士号を未取得の学生または研究生.

3.選考委員は発表時間中に採点して会期中に審査を行い選考する.

4.学生ポスター賞は賞状とする.


IV 外部団体の各種賞

1. 外部団体の各種賞および奨励金等に対する候補者の推薦は,評議員会の委嘱を受けて賞の委員会が審議により決定し,その結果を評議員会に報告する.

2. 外部団体の各種賞の推薦にあたっては,その細部を定めた「細則」を参照する.


日本古生物学会事務局:連絡先

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